切手を綺麗な状態で保管するコツとは?

切手が受けるダメージの種類

未使用切手を前提にして、切手が受けるダメージの種類を考えることにしましょう。なお、使用済み切手は、裏糊がない分だけ保管が楽ですが、基本的な注意点は同じです。
まず、汚れの付着が考えられます。手で直接触れば、手に付いている汗や汚れが切手に付着します。光に当たる状態で長期保管すれば、印刷インキが退色して色が薄くなります。梅雨時などの湿気の多い空気に直接晒せば、裏糊が湿気を吸って粘着力を持って何かに貼り付きます。ホコリの積もる状態にしておけば、ホコリに含まれる成分によって、その部分が茶色に変色します。室内の空気に長期間晒しておけば、空気中に含まれる微量の有害ガスによって、印刷インキも紙も裏糊も化学変化を起こして変質します。切手をペア以上のブロックで保管する場合、目打ち部分が物理的に脆弱であるため、ストックブックから切手を出し入れするたびに傷む可能性があります。

切手のダメージ回避策

切手が汚れることを防ぐには、直接手で触らないようにすることが必要で、切手用ピンセットを必ず使うことにします。また、切手保管用の専用収納用品があります。単片ならストックブックを使い、シートならシートファイルを使うようにします。こうすれば、光を遮れますし、ホコリや室内の空気に常時晒されることもありません。
ただし、湿気はストックブックやシートファイルの内部にまで侵入しやすいので、注意が必要です。梅雨時などの長雨が続き、室内の湿気が高まる時期や気温の変化で結露の生じやすい時期には、エアコンで室内の湿気を除去することも必要です。また、ペア以上のブロックで保管している切手は、目打ち部分を傷めないようにするため、ストックブックなどから無闇に出し入れせず、なるべく動かす回数を減らすようにします。