世界各地にファンを持つ切手の魅力

切手の魅力は極めて多彩

切手の魅力の基本は、その図柄の多彩さと美しさとにあります。あらゆる種類の題材が、切手図案のテーマとして採用されています。また、小さな面積の中に精密に美しく印刷されています。この2つのことが、世界中に多くのファンを持つ主たる要因となっています。しかし、万人に好まれる広大な広がりだけが魅力ではなく、深みのある収集も可能である点も見逃せません。
切手収集は、幾らでも深く追求できる余地があり、専門的な収集になると、本当にマニアックなものとなります。印刷技術や目打ち形式や消印や郵便制度などに興味を示す収集スタイルもあります。この収集スタイルに見る、底辺が広く頂上が高いピラミッド構造は、どのスタイルでもそれぞれの魅力を楽しめる懐の深いもので、自由に自分の好みのスタイルを選ぶことができるものです。

収集スタイルの魅力的な事例

一般的な収集では、未使用の記念切手を集めることになるでしょう。単片で集める人もいれば、シート単位で集める人もいます。どんな収集スタイルを採ろうが、自由です。しかし、一般的で平凡な収集スタイルになってしまうのも、少々残念でもあります。そこで、独自性のあるコレクションとするための深入りの仕方を一つ紹介します。
仮に、記念切手を単片の未使用で集めているとします。しかし、これだけでは独自性のない単調なものとなりがちです。そこで、使用済み切手もコレクションに加えることにします。使用済み切手は、消印が中央に押されていて、局名や年月日が鮮明に読み取れるものに限定します。このような消印は、満月印と呼ばれていて、高評価になるだけでなく同じものが2枚とないユニークなものですから、俄然、独自性が出ます。消印が欧文印であったり鉄道郵便印であれば、稀少性が高まります。切手を貼ったままの珍しい消印のある古封筒(エンタイア)であれば、さらに高評価になります。記念切手を集めるのなら、このようなプラスアルファーの要素も加えたいものです。未使用と満月印使用済みとをセットで集めると、深みのあるコレクションになります。